人は誰でも恋をして幸せになれるということを感じられる作品
映画「電車男」は、インターネット上の掲示板2ちゃんねるから生まれた作品です。モテない独身男達が集まる掲示板に、とある男性が書き込みをしたことから始まります。男性は、彼女いない歴=年齢の自称アキバ系オタクです。その彼が、電車内で酔っ払いに絡まれていた女性を助けます。助けた女性にお礼を言われたという内容が、掲示板での最初の報告でした。後日、男性のところに先日助けた彼女からお礼の品が届きます。それがエスメスの食器だったのです。男性はこの出来事も掲示板で報告します。すると掲示板を見ていた人達は大いに盛り上がり、男性の応援が始まるのです。男性は女性との接し方もわからないし、ファッショにもまったく無頓着だったため、ことあるごとに掲示板上で助けを求めます。お礼の電話は何を言えば良いのか、彼女に会うときは何を着れば良いのか、彼女に何をすれば良いのか。掲示板の住人達は男性のために様々な助言をします。男性はそれを参考に、髪型や服装などを変え、見た目のオタク要素を無くします。そして、彼女と何度か会うようになり、ついに告白を決心するのです。しかし、掲示板の住人達の助言も虚しく、男性は極度の緊張から失敗を繰り返し、告白することができませんでした。ですが、彼女がパソコンがほしいと言ってたので、パソコンの情報を集め一つの本にまとめ、彼女の元へ届けに行きます。気持ちのこもったプレゼントを見た彼女は感動して涙を流します。自分はオタクだという彼の全てを受け入れ、2人はめでたく結ばれるのでした。海外の映画にはない、邦画ならではのリアリティーさが感じられる、感動恋愛ムービーとなっています。